もう2ヶ月前のことになりますが 7月にどうしても見たい映画があって 岡山まで行ってきました。
アルゼンチンの映画BOMBON。
真面目一徹で不器用な中年男ファンビジェガスと、ドゴアルヘンティーノという大きな犬の話。
上映中と知ったときにはすでに上映劇場が西の方を巡り始めていました。
でも、どうしても見たくて見たくて..
それならば、思い切って旅にしてしまえと。
倉敷に宿をとり、久しく会っていなかった友人を誘い3人旅。
石関という街。
大きな川の近くにある小さな映画館。
ロビーらしい場所もなく、 映写室の扉を開けると、カラカラと フィルムの回る独特の音まできこえてくる。
旅という背景のせいか ノスタルジックな思いが溢れてしまって それだけでも、たっぷり満足でした。
ボンボンは、アルゼンチンの熱さと人情が 詰まっているストーリー。
パタゴニアの大きな空と自然の色。
主人公ファンが見せる表情が 今もなお焼き付いて。。思い出しても心の奥が響きます。
理不尽なことも受け入れつつ 自分の信念は持ち続ける強い気持ち。
つんと口をとんがらせ、静かに微笑む顔には そんな心が見えました。
来月DVDが発売予定。
我が家の小さなライブラリーに、加えます。
自分たちの旅の話は、またゆっくりと。