真鶴の高台にある荒井城址公園は
1083年の後三年の役で
源頼家について活躍した荒井実継が居城を築いた地。
という歴史を持つ公園です。
気になりながら なかなか行けなかったのですが
しだれ桜の宴 という町のお祭りが行われていたので
大家さんとそのお友達と一緒に車で 出かけてきました。
やっと見ることができた、しだれ桜。
一本一本が大きくて、圧巻な桜色。
向こうには、竹林があったりして
桜と竹のコントラストも とても綺麗。
何せ坂の多い高台にある公園ですから
登っていくのも、ちょっとしたピクニック気分です。
広場では小さなお食事コーナーがあったりして
子供の作ったパンを売っていたり(美味しかった!)
端の方では猿回しのショーをしていたり
大きすぎない広場には、人も多すぎず
穏やかで、ノンキな空気に溢れているのです。
お年寄りが多くて
もう、その感じ全部が可愛いよー。
今回は特に、大家さんのお友達が
大正琴の演奏会をお披露目するということで
それを見るのもひとつ。
みんなベンチに腰掛けて
たっぷり一時間以上の演奏会に
耳を傾けたり、お喋りしたり。(笑)
私達は、真鶴の町を散策したり
その風景を見たりしていると
いつも、映画ロードオブザリングに出てくる
ホビット庄を思い出します。
いい人も、ちょっと悪い人もいて、
綺麗な家も、くたびれた家もあって、
半島の先端の方では
エントの森があったり
海をぐるりと見回すことができたり
そういう色々な自然溢れたものや
人間味のあるものが
キュッと小さな半島に詰まっていて
暮らしていると
何かに守られているような気持ちになります。
そして、そんなことを思っていると
ふと、涙が出てくることがあります。
なんでかなぁ? と思うけれど
その理由は まだわかりません。
とにもかくにも
春のまなづる半島です。