2010年に作りはじめたドレスのご紹介。
大きなコサージュは千夏さんの手作り。
一緒につけさせてもらいました。
このドレスは、ブランケットの様な
大きな巾のあるドレス。
第1号は、実はサンプルとして1着だけ作ったものでした。
それは、貝殻で染められた とても珍しいリネンに
七部丈の袖の裏側にタイシルクを張ったもの。
袖をクルンとひっくり返すと 裏側のシルクが見えて
とても綺麗でした。
袖先にはシルクのタッセルをつけていました。
写真を残すこともなく、美しいモデルさんの元へ
旅立ってしまったドレス。
今頃、元気にしているかな?
横顔はこんな感じです。
裾はタラリと伸びています。
お写真のドレスは、
ウールのジャージ素材で作りました。
裏がコットンになっているので
とても着心地がよくて
鎌倉の最後のお披露目会で
ほんの数着分だけお仕立てできました。
この素材が 廃盤になってしまって
それでも、この美しい色が忘れられず
なんとか、あちらこちらお電話したりで
このウールの糸を作られている会社に
やっと、たどり着きました。
尾張一宮のウールの糸屋さん。
思い切ってお電話をしてみたところ
親切にお話下さって、
糸のサンプルを送って下さいました。
サンプルが届いてみてびっくり。
とても立派な大きな会社でした。
こんな小さなスクランプシャスを門前払いせず
丁寧に対応下さって、本当に感謝でいっぱい。
ご厚意を無駄にしないよう
いいもの作ります。